【理系のための自己分析】あなたはどんな人間ですか?

【理系のための自己分析】あなたはどんな人間ですか?
この記事はこんな悩みを解決します
  • 自己分析って何をすればいいの?
  • 自分がどんな人間なのか分からない
  • 何を分析すればいいの?

就活のためにどの様に自己分析を行なっていますか?自分がどんな人間か?と言う問いはかなり難しい問題です。自分はこんな人間だ、と思っていても少し条件が変わると「あれ、思ってた自分じゃないな。」と悩んでしまうことがあると思います。こうならないためにも複数の分析方法を用いて多角的に分析していきましょう。

この記事を読むことで自己分析のやり方が分かります。

【理系のための自己分析】あなたはどんな人間ですか?

就活とは「自分」という商品を売り込むこと、という考え方があります。確かにそうですよね。買ってもらえたら内定、買ってもらえなかったらお祈りメール、という感じで分かりやすいです。ただ、どんな商品か分からないものを他人に売り込めませんよね。そのため、自己分析が必要になります。

私も就活の時には必死に自己分析しました。しかし、「これだ」という答えは出ませんでした。

おそらく、皆さんも絶対に「これが正しい」という答えは出せないと思います。自己分析って突き詰めれば自分にとって幸せとは何か?ということですし、仏教で言えば悟りの境地ですからね(笑)。

そんなの何十年も修行してやっとたどり着けるので諦めましょう。

とは言え、答えが出ないからやらない、というのでは勿体無いです。答えが出ないにしても自己分析をすることで自分の幸せに近づくことが出来ます。それに企業側も本当の答えは求めておらず、仮の答えで満足します。

自己分析の方法

自己分析によってとりあえずの答えを出すということは分かりましたが、どのやって自己分析すればいいのか分からない人もいると思います。

安心してください、あなただけではないです。

こうした自己分析の方法に悩んでる人もいるみたいですね。
それでは、自己分析の方法について解説していきます。

まずは仕事のやりがい

自己分析をする時には仕事とプライベートで分けて考え、2つがどうなると自分が幸せになるのか考えましょう。ただ、いきなり混ぜて考えるとややこしいのでまずはどんな仕事にやりがいを感じられるか分析してみましょう。

ポイントは下記の6つです。

仕事にやりがいを感じるポイント
  • 社会的インパクト…学校で人気者になりたい、大きな仕事がしたいなど
  • 利他的な行動…身近な人が喜んでくれると嬉しい、他人のために何かしたいなど
  • 自分で決める…命令されるのは嫌だ、自分で考えて動きたいなど
  • 自分の強みが活かせる…好きなことがしたい、得意なことがしたいなど
  • お金(勝利)…お金などの報酬が欲しい、他人に勝ちたいなど
  • チームでの達成…仲間と協力して仕事したい、多くの人と関わりたいなど

これらのポイントについて過去の経験を元に考えてみましょう。今までの人生で頑張ったことや楽しかったこと、辛かったこと、悲しかったことなど上記のどれが影響しているのか考えてみましょう。

私の例を書きます。私は学生時代にサッカーを頑張ってきました。なぜ頑張れたのか上記の項目について10点満点で評価してみました。

サッターが頑張れた理由
  • 社会的インパクト→2点
  • 利他的な行動→4点
  • 自分で決める→8点
  • 自分の強みが活かせる→5点
  • お金(勝利)→8点
  • チームでの達成→4点

こんな感じですかね。

サッカーという人気スポーツですが人気スポーツだからサッカーをしてた訳ではないので社会的インパクトは2にしました。応援してくれる親のために頑張ったということもありますが、自分が好きでやっていたので利他的な行動が4点、自分で決めるが8点にしました。運動は得意な方ではなかったので5点、練習をして上達するのは楽しかったので8点(お金ではなくサッカーが上達することを想定しています)、チームというよりは個人的なスキルアップを目指してたので4点と評価しました。

これはサッカーという一例ですが他にも自分の人生経験を元にこうした分析をして平均を出すと自分が何にやりがいを持っているのかが分かります。

気をつけなければならないのは理想の自分ではなく、ありのままの自分を見つめることです。理系だからといってノーベル賞を受賞するような人をモデルにして自分を近づけることのないように注意しましょう。

こうあるべきだ、という考えは後々自分を苦しめることになります。

今回紹介した様にイベントごとに考える方法もありますが、今までの人生全体を通じて自分がどんな時にやりがいを感じたのか分析する方法もあります。

次にプライベート

どんな仕事にやりがいを感じるのか把握したところでどんなプライベートを過ごしたいかも分析します。

多くの人は仕事のやりがいだけで決めてしまうのですが、幸せにはプライベートも必要なので2つを総合的に判断する必要があります。

プライベートを測定するポイントは人によって様々なのですが、主に下記の6つだと思います。

プライベートで大切にしたいこと
  • 家族との時間
  • 副業
  • 地域のコミュニティ
  • ボランティアへの参加
  • 趣味
  • 日々の生活

仕事のやりがいを10点とした時にこれらが何点になるのか考えてみましょう。これにより自分にあった働き方が見えてきます。

家族や地域の繋がりを重視するのなら地方の企業に絞って就活することになりますし、趣味や副業を重視したいという場合は地域を絞らずに就活すればいいでしょう。

ただ、理系で研究職として就職するなら多くの場合研究所や製造設備のある地域で働くことになります。残業が多くなり趣味や副業に時間を割けない、という可能性も十分あります。

そういったことも考えて自分の専門を活かして就活すべきなのか考えましょう。

自分が何の役に立つのか?

今までは自分がどんな人間か?に焦点を当てて自己分析の方法を紹介してきました。

しかし、何か商品を売る時にその商品が相手にとってメリットのあるものでなければなりません。役に立たないものを売るのは気が引けますし、入社した後も居心地が悪くなります。そのため、自分が相手の企業にどのように役立つのか分析しておかなくてはなりません。

一番良いのは今まで学んできたことを活かせる仕事をすることです。企業としても「今まで勉強してきて興味があるのだろうし、学んできた知識を活かして頑張ってくれるだろうな」と採用し易くなります。

理系で専門分野を学んできた人であればこうした流れで入社する人も多いでしょう。

問題は専門分野と違うことがしたい場合です。

仕事とプライベートの分析をした結果、地方での生活がしたいけど自分の望む様な企業がない、という場合もあるでしょう。

仕方なく求人を出している企業に応募して今まで理系の勉強をしてきたのに営業がしたいです、といっても説得力がありません。それに相手としても営業として役に立つのか判断できません。

そのため、もし専門と違う分野の仕事がしたい場合は何かしらアピールできるエピソードを用意しておきましょう。

勉強してきたことではなく、論理的思考力や課題解決能力、英語力など研究の過程で身についた能力があるはずです。こうした能力が活かせるな、と判断されれば内定に近づきます。

まとめ

今回は理系の人のために自己分析の方法を紹介しました。

自己分析はエントリーシートで自己PRを書いたり、面接で自分の強みや弱みを答える材料になるだけでなく、自分の幸せを考えるキッカケになります。

自分がどんな人間で会社でどの様に役立つか明確にしておくと問題なく就活ができるでしょう。

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