職場の人間関係が辛い理由〜マニピュレーターを見つけろ

職場の人間関係が辛い理由〜マニピュレーターを見つけろ

職場の人間関係に悩んでいませんか?

もしかしたら原因はマニピュレーターがいるからかもしれません。

マニピュレーターとは自分の利益のために他人を利用しようとする人です。職場にマニピュレーターがいると人間関係に悩んだり、仕事が進まなくなります。気づいたらマニピュレーターだけが出世して自分の評価は落ちています。

今回はあなたの心を操る隣人たちを参考にマニピュレーターについて紹介します。

職場の人間関係が辛い理由〜マニピュレーターを見つけろ

マニピュレーターを見つけるためにどんな特徴があるか見ていきましょう。

マニピュレーターの攻撃性

➡︎マニピュレーターはバレないように陰から攻撃してきます。

誰かを攻撃することはただ災いをもたらすだけではなく、自分の権利や意思の表明になります。そのため、人間としても健康的な証拠です。ただ、闇雲に争うことに重視しているようだと好戦的と受け取られます。

?こうした攻撃性には2つのタイプがあります
・潜在的攻撃性…嘘偽りのないハッキリとした態度で攻撃します
・顕著的攻撃性…手段を選ばず陰に隠れて攻撃します

潜在的攻撃性がマニピュレーターに当てはまります。
例えば相手への協力をわざと拒む、無視する、聞こえるように陰口を言う、相手から頼まれたことをわざと忘れるなど、念密に考えられた狡猾な方法を使い相手を操作しようとします。

なぜマニピュレーターは潜在的攻撃性を持っているのか?

次に挙げる学習が欠落しているからだと考えられています。

自分を疑わない

人を攻撃することが本当に必要なのか?自分が間違っているのではないか?と考えません。公平さや真っ当な手段に対しても自分の欲の前に立ちはだかるものは全て敵と見なします。

譲歩しない

相手に負けることがあっても、長い目で見た時に利益がある事実を学ぼうとしません。そのため、他人の意見を聞き入れることが出来ず、何が何でも自分の意見を通そうとします。

同情しない

他人が見せた弱みを自分の利点としてしか見なせません。相手が誰であろうと同情を寄せることはなく、自分の利益のために利用します。



こうした学習の欠落によりマニピュレーターの特徴的な行動が形成されます。

マニピュレーターの主な特徴

相手に勝つことを求める

マニピュレーターは相手に勝利し、自分の思い通りになることに尋常じゃないほど高揚感を覚えます。人生で遭遇すること全てに対して勝利しなければならないと思っているため、なかなか負けを認めようとせず自分が勝ったと納得するまで続きます。

他者を支配する

人の上に立ち、指示を出すことを常に望んでいます。自分の見せ方を心得ていて相手の直感的な不信感を取り除くことに長けています。また、攻撃的な面は隠したまま相手が受け身になったり譲歩したりする手口を用いて相手より有利な立場を維持しようとします。

人に対して容赦ない

人間関係を消耗品と考え、自分の出世のために他人を利用します。善悪は持っていますが、自分の利益のために良心を棚上げして考えます。そのため、目的のために手段を選ばず自分を必ず正当化します。



こうした特徴があるのですが、マニピュレーターかどうか見ぬけません。
次はその理由を紹介していきます。

なぜマニピュレーターを見抜けないのか?

自分が攻撃されることに気づけない

攻撃が明瞭でないため被害者自身が脅威は感じていても客観的な理由や証拠が見つけれず確信が持てません。また、ほとんどの人は自分の良心に従って行動するためマニピュレーターの可能性はとても少ないです。そのため、被害者は自分の思い過ごしだと考えてしまいます。

傷ついてついてるのは相手の方と思わせる

マニピュレーターは自分が負い目を感じていてそれを癒すためとか、相手の気を使うあまり自分がそんな行動をしていると思わせます。自分が親切心や思いやりから行動していると思わせることで自分の攻撃を正当化します。

その説明が巧妙なため被害者が疑った時に勘違いかと思い直してしまいます。

自分でも気づいていない弱点をついてくる

弱点や不安は誰もが抱えていますが、マニピュレーターはそこにつけこんできます。マニピュレーターは普段から他人の弱みを見つけるためにアンテナを張り巡らせていますので、相手が気が付いていない弱みにも精通し、そこから相手を利用しようとします。

問題があるのは自分の方と思わせる

人は自分が無神経で思いやりのない人間と思いたくないと言う特徴があります。そのため、マニピュレーターに操作されても疑うことは悪いことと自分を責めてしまいます。操作されたと断定するためには明確な証拠が必要になります。

マニピュレーターとどう向き合えばいいのか?

➡︎上記に示したようなマニピュレーターの特徴を熟知しておくことが重要です。

?相手の行動を分析しましょう
仕返しをしたり、感情的になってしまうと相手の思うツボです。冷静に相手の望みやそのためにどんな手口を使おうとしているか分析しましょう。そうすることで相手の行動パターンやその手口を使うタイミングが分かります。

?自分の弱みに対する理解を深めましょう
自分の弱みを自覚していればマニピュレーターに対抗する武器になります。操作されないためにはマニピュレーターに付け入るスキを見せないことが肝心です。


一度マニピュレーターに狙われると本当に厄介です。いつの間にか自分が傷つき、他人を信用できなくなります。そうならないためにも自分の弱さについての認識を深めましょう。
誠実さや謙虚さがないダークトライアドと言われる人達もこうした特徴と重なるところがあります。自分の利益を求めて他人を蹴落としてまで出世していくので関わらないのがベストでしょう。

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