キャリアアップに必要なものとは?転職だけじゃない、今すぐできる簡単な方法
- キャリアアップして大きな仕事をしたい
- 自分を成長させたい
- 具体的なキャリアアップの方法が知りたい
この記事は給料を増やしたい、世の中の役に立つ仕事がしたい、など今のキャリアを積み重ねたいと思っている人に書いています。より大きな仕事をしようと思ったらキャリアアップ は欠かせません。今回はキャリアアップのために何をしたらいいのか紹介していきます。
この記事を読むことでキャリアアップに必要なことが分かります。
キャリアアップに必要なものとは?転職だけじゃない、今すぐできる簡単な方法
キャリアアップをしていくためにもビジネスで使われているPDCAの考え方が参考になります。PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(見直し)、Act(改善)のことを言います。PDCAを繰り返すことで成長が促されます。
これをキャリアアップに当てはめると下記の3つに集約されます。
- 具体的な目標を立てる
- 自分に投資する
- 自分の成長を見直す
それぞれについて詳しく説明していきます。
具体的な目標を立てる
まずは今の自分のスキルやキャリアを客観的に把握し、具体的な目標を立て、目標達成までのキャリアプランを練ります。
例えば、今までの仕事での経験やどんな資格があるのかを整理します。そして、5年後に自分がどうなっていたいか考えます。そのためにはどんなスキルや役職が必要か明らかにし、目標を達成するまでの道のりを考えます。5年後のために1年後、2年後には自分がどうなっていないといけないのか考えていく感じです。
より具体化するために未来の自分の履歴書を書くと言う方法があります。
5年後の履歴書を書くことで今の自分に足りない経験やスキルが明確になり、将来の自分のギャップに気づくことができます。さらに、将来就職したい企業をピックアップしその企業が自分を採用するかシュミレーションして見ましょう。相手がどんなスキルを望んでいるか、どんな経験を望んでいるか明確になります。
どんなスキルが必要か分からない場合、多くの人が身に付けたいと思っているスキルを身に付けましょう。
スペシャリストとゼネラリスト
目標を考える上で注意すべきなのが自分がスペシャリストとゼネラリストのどちらになりたいかです。どちらになりたいのかはっきりさせないと中途半端な目標になってしまいます。
スペシャリストは専門を極める人
会社で特定の業務に関連したことはこの人に聞けばいい、というような立ち位置の人です。専門知識やその分野での経験が豊富でチームの先頭に立つような仕事をします。難しいことにも興味をもち、何かを突き詰めて考えることが好きな人が向いています。
ゼネラリストは関連知識を幅広く持っている人
スペシャリストのような専門性はありませんが、業務を俯瞰して見ることができます。様々なスペシャリストの意見を集約して会社全体の意思決定に関わるような仕事をします。人とのコミニケーションがうまく、効率的に業務を行える人に向いています。
キャリアアップとスキルアップ
スペシャリストになりたいのかゼネラリストになりたいのかが決まったらキャリアアップとスキルアップの違いをハッキリさせましょう。
キャリアアップとは高い役職に就くこと
リーダーや管理職としての経験、プロジェクトを立ち上げた経験などがキャリアアップに繋がります。重要なのは市場から高い評価を得られるような経験があることです。貴重な経験を積んでいることで社内の評価が上がり、転職にも役立ちます。
よくあるのが契約社員から正社員になったという例です。正社員にキャリアアップ できたのは契約社員として高い評価を得られたからですよね。
スキルアップとはスキルを磨くこと
仕事をする上で作業効率を考えたり、必要な情報を調べるとスキルアップに繋がります。ただし、スキルが上がったからといってキャリアアップできるとは限りません。同じ仕事を続けていても市場から貴重な経験を積んでいると評価されなければ高い役職にはつけません。ただ、スキルが上がっただけです。
よくあるのが資格をとっただけで仕事に活かせない、という例です。スキルはあっても仕事に活かせないと経験が積めませんし、評価も上がりません。
とはいっても、スキルがないとキャリアアップのチャンスも回ってきません。というわけでどのようなスキルがあると良いのか紹介しておきます。
必要とされているスキルとは?
人材サービスで有名なDodaは2016年に「ビジネスシーンにおいて必要だと思う知識・スキルに関する調査」を行いました(R)。その結果を下記に示します。
このグラフから分かるように
1位 コミニケーション力
2位 PCスキル
3位 英語力
となっていました。
役職が上がっても社外とのやり取りでコミニケーション力が必要でしょうし、問題を解決する際にはデータを扱うようなPCスキルも必要でしょう。また、世界がグローバル化してきているので英語が必要になっていることも考えられます。
市場価値を高めるスキルとは?
多くの人が必要とするスキルというのは競争率も激しく、頑張って身につけたとしても評価が上がりにくいことがあります。
そこでどんなスキルを身につければ市場価値が高まるのか考えなければなりません。ポイントは下記の3つです。
- 他の人がもっていない。
- 身に付けるのに時間がかかる。
- 将来発展する分野で役立つ。
例えば、医師免許なんかは持っている人が少なく、取得するのに大学に行く必要があり、高齢化する社会の中で役に立つ免許ですよね。他にもIT化が進む中でプログラミングやAIの技術を持っていても市場価値が高まります。
この3つを満たすスキルは身につけるのが難しいですが、他人と差別化できるので自分の市場価値が高まります。
出世にはマネジメント能力が必要
キャリアアップしていくと自分が成果を出すだけではなく、部下に成果を出させる能力が必要になります。
そのため
・ヒューマンスキル…部下や上司とのコミニケーションスキル
・コンセプチュアルスキル…合理的に業務を遂行するスキル
の2つを身に付けるようにしましょう。
多くの人は自分が成果を出すためのスキルばかり身につけます。しかし、この2つがないとチームとして成果が出せないのでキャリアアップのチャンスが台無しになります。
これはスペシャリストでもゼネラリストでも共通して必要な能力になるのでぜひ身に付けるようにしましょう。
自分に投資する
自分の目標が定まったところでその目標を達成するための投資を行いましょう。
スキルを身に付けるためには様々なサービスがあります。さらに、簡単な資格であればネット上の情報だけで勉強できるのでお金もかかりません。
キャリアアップのために必要なマネジメント能力ですがヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルをどうすれば身につけれるの?と疑問に思ったかもしれません。確かに、漠然としたスキルで明確な判定基準がないのでわかりにくいです。
ただ、個人的にはグロービス学び放題を使ったことでこうしたスキルが身についたと感じています。社内でのプロジェクトを立ち上げて成果を出したり、人間関係を改善できたのもグロービスで学んだことが役立ったと思っています。
無料体験もあるので安心して使えます。どのようなサービスかは下記の記事でまとめていますので興味のある人は参考にしてください。
会社からの投資は期待できない
個人のスキルアップは会社にとっても利益があります。しかし、企業は日々の業務をこなすことに精一杯で従業員のキャリアアップを後回しにしてしまいます。
アメリカのコンサルティング会社のKorn Ferryによる調査では、管理者が67の管理スキルについて自分自身を評価したとき、「部下のキャリアアップ」が最後になっていることを発見しました。
このことからもキャリアアップは会社に頼るのではなく、自分自身で行う必要があることがわかります。
学んだことは使わないと身につかない
スキルアップのために学んだことは積極的に使っていきましょう。
“The Career Architect Development Planner”の著者であるMichael M. LombardoとRobert W. Eichingerは70:20:10の法則を提唱しています。
これは職業上の成長の70%が経験から20%が他者との交流から10%が教育から来ているというものです。
このことからも学んだことをアウトプットしないと身につかないことがわかります。
スキルは簡単に身につく
スキルを自分で身につけないといけない、と言われると自分にできるかな?と不安になる人も多いと思います。しかし、必要なスキルは20時間で身につく、という研究者もいます。20時間なら一日1時間勉強すれば20日なので簡単ですよね。
アメリカの企業経営やスキル獲得について研究しているジョシュ・カウフマンは重要なスキルは20時間で身につけることができると主張しています。
何かを初めて最初はどんどん上達するのですがだんだん成長しづらくなってきます。そのため、効率的にスキルを身につけれるのは20時間までと述べています。
20時間勉強してもスキルが身につかない場合は努力の仕方が悪い可能性が高いです。教科書を最初から読むように学ぶのではなく、重要なポイントをピックアップして学んでいきましょう。
簡単な資格なら20時間勉強すれば大抵取れます。
自分の成長を見直す
自分に投資をしたら定期的に計画通りに進んでいるのか見直すようにしましょう。5年後の目標からズレていないか、遅れが生じていないかをチェックします。
おそらく、計画通りに行かなかったり、別の要因が出てきて最終的な目標を変更することもあるでしょう。一度、目標を決めたからといって必ずそれに従う必要はなく、柔軟に対応するようにしましょう。
紙に書き出して見ましょう
自分の成長を見直す時には紙やパソコンに書き出しておきましょう。最終的な目標のために何をしたのか、これから何をするだけでなく、その時の感情や懸念点も書いておきましょう。
頭の中で考えるだけでなく、書き出すことで客観的に自分の成長を見直すことができます。なぜモチベーションが低下したのか、なぜうまく行かなかったのかを客観的に把握することで同じ失敗を繰り返さなくなります。
また、書き出したノートは自己分析にも使えるので本当にこの目標で幸せになれるのか考えることが出来ます。
客観的な意見をもらうと効果的です
自分で目標を設定して取り組むだけでなく、できれば他人からの意見をもらうようにしましょう。
自分だけでは情報量が不十分だったり考えが偏っている場合が多いです。客観的な意見を聞くことで冷静に自分を見つめなおすことができます。
- 人事部に相談する
- 外部の人と交流する
人事部に相談する
会社は従業員のキャリアアップを無視しているのではなく、忙しくて手が回らないだけです。従業員がキャリアアップのために努力すれば会社の利益につながることも理解しています。
そのため、自分でプランを作成するなどして積極的に売り込めば支援してくれる可能性が高いです。
外部の人と交流する
地域の異業種交流会に参加することで視野を広げ、幅広い意見がもらえる可能性が高まります。専門性の高いスキルが欲しければ専門の研究室に連絡すれば会ってもらえるかもしれません。
私は社会人になってからも色んな大学の研究室に行き、大学で研究した方がいいのか企業で研究した方がいいのか悩みを聞いてもらいました。その結果、何とか企業で研究ができる職に就けています。
キャリアアップにはパラレルキャリアがオススメ
キャリアアップのためには必要なスキルを学んで使う必要があるということを紹介しました。しかし、今の仕事で学んだスキルを活かせないという人もいるでしょう。
そのため、パラレルキャリアを作ることをオススメします。
パラレルキャリアとは本業とは別に並行して積みあげるキャリアのことをいいます。
例えば、本業で食品関係の仕事をしてそれとは別に地域の子供達に勉強を教えている、英語を勉強している、などです。
パラレルキャリアはよく副業と間違われます。
「副業」はお金を得ることを目的にしているのに対しパラレルキャリアは「複業」と呼ばれ自分のキャリアを積み重ねることを目的にしています。
パラレルキャリアがあることで学んだことを活かせる環境が用意できます。また、うまくいけば副業にすることもできますし、もしかしたら起業できるかもしれません。
ニュースでもパラレルキャリアとして複数の会社に籍をおいていたり、フリーランスとして働く人の報道があると思います。
実際にLancersのフリーランスの実態調査2020では50歳以下のフリーランスの人口が増えており、経済規模の上昇も見込まれています。
このように今はパラレルキャリアを積み上げる環境が整っている社会と言えるでしょう。
パラレルキャリアのメリット
パラレルキャリアには3つの大きなメリットがあります。
- 自己決定権がある
- 自己管理能力が身につく
- スキルが身につく
自己決定権がある
決めるのは全て自分なので好きなようにキャリアが積めます。
職場で自分に裁量が与えられず、アイディアがあっても言われたことしか出来ない、ということはありません。
試したかったら自分の裁量で試すことが出来ます。
失敗しても何が悪かったのか改善策を考えることで能力を向上させれます。成功したら成功したで実績になります。
このようにパラレルキャリアなら自己決定権があるので能力も向上しやすいです。
自己管理能力が身につく
パラレルキャリアの場合、本業もあるので自己管理が大変になります。無理して体調が壊れてしまわないか、ストレスから他人に辛く当たっていないかなども考えないとパラレルキャリアを長く続けることが出来ません。
しかし、このような自己管理能力は客観的に自分を見直す能力を高めてくれます。
客観的に自分を見直すことで不合理な決断をしなくなったり、自分の能力を最大限に発揮できるようになるということも知られています。
この能力は仕事だけでなく私生活にも活かせるので大きなメリットだと思います。
スキルが身につく
すでに書いたようにパラレルキャリアではスキルが身につきます。
個人的にはこれが一番大きなメリットだと思います。私の例でいうと心理学やビジネススキル関連のブログをやっているので
・ライティングスキル
・Webマーケティングスキル
・心理学の専門知識
・管理職に必要な知識
・英語やプレゼン力などのビジネススキル
が身につきました。
特にライティングスキルはとても高まりました。読み手の知りたいことが書けているか、読み手がどのような気持ちか考えてかけるようになりました。
ブログでなくても何か始めればそのためのスキルが身につくと思うので試してみる価値があると思います。
パラレルキャリアのデメリット
あまりデメリットはないのですが、人によっては重要なデメリットになるため紹介しておきます。
- 責任が全て自分にある
- 本業に支障をきたす
- 努力が必要
責任は全て自分にある
当たり前ですが、自分で決めるので責任は全て自分にあります。
例えば、英語の勉強をしたのに英語が身につかなかったとしても誰も責任は取りません。
ただ、失敗したとしてもなぜ英語が伸びなかったか考えることで自分の能力が向上します。文法が理解できていないのか、知らない単語を推察する能力が足りないのか、様々な仮定を検証することで論理的に考える能力が高まります。
本業に支障をきたす
自己管理能力が足りてない場合、本業がおろそかになってしまいます。
本業は生活の土台になるものなので決して軽視してしまわないようにしましょう。
私もブログを書くのが楽しくて本業の時間中に作業していた頃もありました。収益が上がってない状態にも関わらず、いつの間にか自分が本業で失敗しても自分で稼いで行ける、という根拠のない自信がついていました。
明らかに楽観的なバイアスがかかっていたので、このままではダメだと自己管理をし直しました。
このように自分が偏ったマインドになるというのがデメリットですが、自分をマインドを正常に戻す訓練にもなったかと思います。
努力が必要
本業ともう一つキャリアを作るので努力が必要になります。
今までテレビを見てたり、本を読んでいた時間をキャリアのために使わなければなりません。これが一番のデメリットかも知れません。
そのため、今の仕事に不満がある、将来に不安、など何かインセンティブがないと努力できないかも知れません。
何か理由がある人はパラレルキャリアのために努力できるでしょう。
パラレルキャリアのメリットとデメリットを紹介しました。ここまで聞いてパラレルキャリアを積み上げたい、と思った人のためにどのようにパラレルキャリアを積み上げればいいのか紹介します。
パラレルキャリアの始め方
- 肩の力を抜く
- 自分の強みを把握する
- 好きな事を把握する
- 人生プランを立てる
肩の力を抜く
本業と違ってパラレルキャリアは生活を支えるものではありません。やめたくなったらいつでもやめれると言うのがパラレルキャリアの強みです。
将来的には副業にしてそこから起業すると言うのも望めますが、まずはそこまで真剣に考えず気軽に始めましょう。
自分の強みを把握する
自分の強みが何か考えてみましょう。本業を活かせると強みになりやすく、本業との相乗効果も期待できます。
ただ、自分が始めようとしていることに需要があるのか把握しなくてはなりません。自分の強みを活かせる需要があると最高です。
好きなことを把握する
パラレルキャリアには好きなこと、得意なことを選びましょう。パラレルキャリアが辛いと長く続かないのでスキルも伸びません。長期的に取り組めるものを選びましょう。
とはいえ、好きでないことでも一生懸命やれば好きになる、という研究結果も得られています。
カリフォルニア大学で行われた研究では好きなことを仕事にした人より、好きでないことを仕事にした方が長期的にみた時に成果を出しやすく、仕事の満足度も高くなるという報告がされています(R)。
この理由として好きなことを仕事にすると困難なことがあった時に「この仕事好きじゃないかも?」と思ってしまうことや逆に好きな仕事でなくても仕事をしているうちに「意外とこの仕事好きかも?」と思うようになることが挙げられています。
どうやら私たちの「好き」という気持ちはあてにならないようです。
とは言っても、好きなことをすると最初のモチベーションが高まるので好きなことから順に手をつけていくのもアリだと思います。ただ、あまりに期待しすぎると現実とのギャップにショックを受けやすくなるので注意しましょう。
人生プランを立てる
自分の人生にパラレルキャリアがどんな役割を担うのか考えましょう。
将来的に自分の会社を持ちたい、会社が倒産しても家族を養う力を持っておきたい、など様々な役割があると思います。
パラレルキャリアによって将来の自分がどんな生活を送れるようになるのか考えることでモチベーションが高まります。
起業したい人はパラレルキャリア や副業を強くおすすめします。2013年にウィスコンシン大学で行なわれた研究では副業から始めることで失敗する確率が33%減ったという報告があります(R)。また、リスクを回避する慎重な人ほど副業から起業して成功しやすいことも分かっています。
このような結果になった理由として副業をすることで
・小さく始めることにより情報を蓄積できる
・成功するかの見込みが立てやすくなる
ことが考えられています(R)。
最後にパラレルキャリアを始めたい人にオススメのパラレルキャリアを紹介します。
オススメのパラレルキャリア
おすすめのパラレルキャリア としてブログ、プログラミング、英語を紹介します。
ブログ
家で文章を書くのが苦じゃない人や好奇心が高い人に向いていると思います。
- 日々勉強して成長できる…ブログを更新するためにいろんな情報を集める癖がつくようになります。
- 費用が安い…ドメインやサーバー代だけで月に1000円ちょっとで始められます。
- ビジネスの考え方がわかる…ライティング技術やSEOを学ぶことでビジネスがどのように作られているのか分かります。
難点としては続けるのが難しいということですね。
大体の数値として
・3ヶ月続くブログは70%
・1年間続くブログは30%
・2年間続くブログは10%
のようです。
総務省の調査では続けられない原因を分析しています。
- 更新する時間が無かった 36.5%
- 書くことがなくなった 25.5%
- サイトの管理が面倒になった 22.8%
なかなか続けるのは難しいようです。
それでも、自分はやるんだ、という方には勧めします。
プログラミング
論理的思考力が高い人やアプリなどの作成に興味がある人に向いています。
プログラミングは様々な場面で役立ちます。
私は仕事でExcelをよく使うのですが、VBAという言語を身につけることで1時間かかっていた作業を5分で終わらせれるようになりました。
そのおかげで残業せずに帰ることができブログを書く時間に充てれます。
基本的な言語ならネット上に情報がありますし、安い料金で教えてくれるサービスもあります。いくつかオススメのサイトがあるので紹介しておきます。
英語
人と関わるのが好きな人や海外の情報に興味がある人におすすめです。
- 海外の情報にアクセスできる…世の中の情報はほとんどが英語なので情報を集めるのに有効です。私のブログは主に論文や海外の記事をもとに書いているので情報の質が少し違うと思います。
- コミュニケーション力が高まる…言葉だけでなく、表情や声のトーンからも相手の意図を察する訓練になります。もちろん、海外旅行に行った時には不自由しにくくなるでしょう。
- 社内で一目置かれる…英語が喋れると個人の評価が上がります。英語が喋れるということは頭の偉い人なんだ、と周りの人は錯覚してしまします。これはハロー効果と言われ何かに優れた人は他のことでも優れていると思われやすいことが知られています。
これから世界のグローバル化が進んでいくと予測されていますし、英語の能力は身につけておくと良いと思います。
今は英語を学習できるサイトやアプリがたくさん出ていますので自分が使ってよかったと思うものを紹介しておきます。
- NHK語学講座アプリ…初心者向けです。ラジオのストリーミングを聞いて質問に答える形式です。キャラクターが可愛く、単語を学ぶ機能もあるのでオススメです。
- Hapa英会話…中級者から上級者向けです。ネイティブの会話を聞いて使われているフレーズの説明などを学んでいきます。他にも同じ英語を勉強する人と繋がれるようなサービスもあるのでオススメです。
- バイリンガルニュース…中級者から上級者向けです。男女2人がバイリンガル会話形式で海外の情報を発信しています。英語が完璧に聞き取れなくても会話の内容から推測できたりするのでコミュニケーション力がアップすると思います。さらに、日本では報道されないニュースを紹介するので内容が面白く引き込まれます。
他にもいろんなビジネスがあると思うので自分のアイディアで頑張ってみてください。
キャリアプランは必要ない?プランド・ハップンスタンス理論。
キャリアアップのための具体的な方法について紹介してきました。しかし、こうしたキャリアプランを持っていても実際にプラン通りに行かないから意味ない、と感じる人もいるでしょう。
そのような人にはプランド・ハップンスタンス理論が参考になります。プランド・ハップンスタンス理論とは20世紀末にスタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授が提唱した理論です。
これはほとんどの人生がキャリアプラン通りに行かないため、キャリアアップにつながる出来事を自分で生み出したり、自力で見つけ出して自分の糧にしていかなければならないという理論です。
ポイントとなるのは受け身ではなく、どんな状況でも積極的に自分に良い影響を与えてくれるものを掴みに行こうという点です。これにより偶然起こった出来事を自分の糧にし必然的に良い結果をもたらします。
そのためには下記の5つの能力が重要だとされています。
- 好奇心;学ぶ機会を求めること
- 持続性;努力を続けること
- 柔軟性;その時の状況に対応すること
- 楽観性;新しい事でもうまくいくと信じて取り組むこと
- 冒険心;思うような結果が得られるか分からなくても行動に移すこと
キャリアプランがうまくいくか不安になるのは普通のことです。数多くの不確定の出来事に対して数え切れないほどの判断を下していかなければならないからです。
こうした不安に対処するため3つの問題があります。
- どうすれば好奇心を活発にできるか
- 予期しない出来事からどうすれば利益が得られるのか
- どうすれば計画されていない有益な出来事が作られるのか
「予期していない出来事」とは親を選べないことや生まれてくる国を選べないこと、会社の倒産、希望していない部署への移動など幅広い出来事が含まれます。
こうした問題に対して答えを見つけることで自分のキャリアアップの準備ができます。
プランド・ハップンスタンス理論を元にしたキャリアカウンセリング
プランド・ハップンスタンス理論はキャリアカウンセリングに使われています。3つの問題に対して推奨されているステップが挙げられています。カウンセラーでなくても自問自答することで自分のキャリアについての考え方が変えられます。
ステップ1
相手の過去の出来事について知るとともに予期しない出来事に対する行動が建設的な役割を持つことを知ってもらうことが目的です。そのための3つの質問があります。
- 予期してない出来事があなたのキャリアにどのように影響しましたか?
- 各出来事があなたにどんな影響を与えるよう行動しましたか?
- この先起こる予期してない出来事に対してどう感じますか?
ステップ2
予期しない出来事に遭遇した時に自分の能力開発の機会ととらえるよう促すことが目的です。そのための4つの質問があります。
- どのぐらいあなたの好奇心が活発になりましたか?
- その出来事はあなたの好奇心に対してどのぐらい貢献しましたか?
- あなたの好奇心を高めるためにどんな行動をしましたか?
- 好奇心のキャリアへの影響についてどのように感じますか?
ステップ3
自分のキャリアアップのチャンスとなる出来事を作り出すよう指導するのが目的です。そのための4つの質問があります。
- あなたの望むチャンスは起こると思いますか?
- 望むチャンスを増やすためにあなたはどのような行動をとりますか?
- もし、その行動をとったらあなたの人生はどのように変わりますか?
- もし、その行動をとらなかった場合にあなたの人生はどのように変わりますか?
ステップ4
障害に打ち勝つよう促すことが目的です。5つの能力が足りていない場合には行動に移せません。キャリアに対して問題が圧倒的で対処できないと思ってしまいます。また、親や友人などの他人の反応を恐れ、新しいスキルを習得しようとしません。
- どうしてやりたいことをしないのですか?
- あなたはその障害がどのぐらい長く続くと思いますか?また、その根拠は何ですか?
- 他の人はどうやってその障害に打ち勝ちますか?
- あなたはどうやってその障害に打ち勝ちますか?
どんな状況でも自分が自分自身に対して一番大きなインパクトを与えられます。
しかし、障害は存在します。身体的な制限、他人の許可、コスト、信念、のカテゴリーに分けられます。5つの能力を使用して、どのように障害に打ち勝てばいいのか考えましょう。
失敗したり中断しても次の新しい機会を探しに行きましょう。人生という括りで見ずに今できることを行えば自然と道が拓けてきます。
まとめ
今回はキャリアップに何が必要なのか紹介しました。
キャリアプランを考えて計画的に行なってもいいですし、その場の状況に応じて必要なスキルを身に付けるという姿勢でも良いでしょう。
大切なのは「何をしても無駄だ」と悲観的にならないことです。常に前向きに問題に向き合っていきましょう。
参考記事
・6 Ways to Take Control of Your Career Development If Your Company Doesn’t Care About It
・What to Do If There’s No Clear Career Path for You at Your Company
・A Simple Way to Map Out Your Career Ambitions
・Planned happenstance: Constructing unexpected career opportunities
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