人間の種類は9タイプ

人間は9タイプ

今回は「人間は9タイプ」と言うビリギャルでも有名になった坪井信貴さんの本について紹介します。この本は坪井さんが様々な心理学の手法を用いて人間を9タイプに分け、塾での接し方を変えることで成果を出してきた本になります。タイプの見分け方については参考記事を見てください。

人間の種類は9タイプ

9タイプの種類

  • 完璧主義
  • 献身家
  • 達成者
  • 芸術家
  • 研究者
  • 堅実家
  • 楽天家
  • 統率者
  • 調停者

完璧主義

「こうあるべき」と言う理想を描き、とりあえずとかが嫌いなタイプです。

責任感が強く、合理的な判断ができ、計画的に物事を進めることが得意です。完璧に物事を進めたいため、他人が計画的に勧めてくれないと不満を持ちやすく、細かいところに気を取られて物事が進まない、物事を深刻に考えやすいと言う欠点があります。

接し方のポイント

相手の理想を正確に把握することが大切です。細かいところを反論されても素直に相手の指摘を褒めるようにしましょう。

ToDoリストを作って何が大事かはっきりさせると作業が滞らず成果が出せるようになります。

献身家

他人のために行動することに喜びを感じるタイプです。目配り気配りができ柔軟に行動でき、他人の気持ちを考えることが得意です。

相手に感謝してもらえなかったり、自分のしたことに気づいてもらえなかったりすると落ち込み、愚痴が多くなると言う欠点があります。

接し方のポイント

献身的に行動した時には具体的に感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。競争心を煽るよりは何が人の助けになるかを伝えてそのために頑張らせるようにすると効果的です。

このタイプの人は何に不満を持っているかをノートに記しておくと考えがまとまって心を正常に保てるようになります。

達成者

目標達成のため情熱を持って行動的に取り組むタイプです。挑戦しがいのある大きな目標を立てることが得意です。

コツコツとやることが苦手で「こんなこともできないんじゃあ大人になって困るよ」と言うと”こんなこと”をしても褒めてもらえないんだな、と言う気持ちになり努力しなくなると言う欠点があります。

接し方のポイント

人前で大袈裟に褒めてあげましょう。自分の努力と成果が結びつかない場合が多いので、やる気を失ってしまいがちです。

小さい成功体験を褒めてあげることでどんどん挑戦していくことができます。

芸術家

自分の感性や価値観にプライドを持っているタイプです。感受性、創造性が高いため人とは違うセンスがあります。

指示を聞いてその通りに動くことを嫌います。ルールや常識に囚われたくなく、自分の感性や価値観を否定されることを嫌います。

周りが自分のことを理解してくれないと孤立しやすく、自暴自棄になり易い欠点があります。

接し方のポイント

相手の感性や価値観を認めてあげる。特別であることが嬉しいため「君は本当に変わってるね。君だけの意見を出してくれて嬉しいよ。」と相手を認めて感謝するようにしましょう。

「君だけの〜」とか「特別な〜」といった言葉で相手の気分を盛り上げよう。

研究者

一人でコツコツと好きなことを極めたいタイプです。論理的、合理的に考えることが得意で理解力が高く、冷静で説明する力も高いです。

チームプレーや人前で行動することが苦手で専門的になりすぎて周りから変人扱いされやすいと言う欠点がある。

接し方のポイント

相手が興味を持っていることの話をよく聞いてあげましょう。オーバーに褒めるとバカにされていると思いがちなため、さらっと褒めるようにしましょう。

リアクションが薄いため無愛想に見えますがちゃんと理解してることを理解してあげましょう。

堅実家

安定で慎重に物事をコツコツ続けるタイプです。温厚で誠実で人との繋がりを大切にするためチームプレーが得意です。

自分に秘密にされていることがあると相手に不信感を持ちやすく、一人で何かを任されると不安になってしまうと言う欠点があります。

接し方のポイント

相手の不安を取り除くようにしてあげましょう。過去の実績があると不安感を取り除きやすいです。一人でやらせるのではなく、「一緒に頑張ろう」と声をかけることが大切です。

成功体験を積み上げて不安な時にその成功体験を思い出させて不安を和らげましょう。

このタイプの人は悩みや不安を紙に書いておくと自分で対処法が見つけれるようになります。

楽天家

好奇心が高く、楽しいことが好きなタイプです。好きなことへの集中力が高く、困難なことに負けにくく失敗しても立ち直りが早くてリスクを取った行動ができます。

長い時間話を聞くのが苦手で綿密に物事を決めることが苦手という欠点がある。

接し方のポイント

明るい未来を描けるようにサポートしましょう。褒め言葉を列挙すると素直に受け入れやすいのでやる気を引き出せます。

これをしないと悪いことが起こるといった話は響かないので、これをやったことで良い事が起こるといった話をしよう。一つのことを続ける事が苦手なので責任のある役割を担う事で克服できるようになります。

統率者

意志と決断力を持った人から頼られたいタイプです。リーダー気質で義理と人情を優先します。正義感が強く常に自信満々のためストレートにものを言えます。

人の下で仕事をする事が苦手で仕方なしに従うことを嫌い、自分の失敗を認めない、不満を心の中に留めておくのが苦手という欠点がある。

接し方のポイント

押し付けるのでなく相手の意見を尊重しましょう。何かを買う時にどっちが良いのか相談して頼ってあげるといいでしょう。本人が良いことをしたらそのことで他人にどんな良い事があったか伝えてあげましょう。

相手が思い描いている理想を理解してあげ、多くの人を率いてる様子など思い描かせるとやる気が出ます。

調停者

協調性が高く、マイペースなタイプです。平和が好きでな人のミスにも寛大です。偏見を持ちにくく、物事の深い部分を理解でき人にソフトな印象を与えます。

リーダーシップを取ったり計画的な行動をする事が苦手。無気力だったり、優柔不断に見られるという欠点があります。

接し方のポイント

相手のペースに合わせて急かさないようにしましょう。話をたくさん聞きどんな価値観を持っているのか理解し、長い目で成果を見ることが大切です。

相手の意見を尊重し、否定せず褒めて伸ばすようにしましょう。他人の感情に配慮しすぎて自己否定の感情が芽生える事がありますので褒めて自信を持たせないと伸びません。

参考文献

人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書

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